すてらららあねっろろろ

カテゴリ:小説 「君と歩いた道」( 5 )

No4

二日酔いだ…。


記憶が掛けてる…。

頭を抱えながらの出社。

後ろからカバンが頭に降ってきた。

「痛っ!!」

先輩「よっ!!酔っ払い。おはよーさん」

夏樹「先輩ぃ~。おはよーございます。」

先輩「…大丈夫かぁ~」

夏樹「全然大丈…おえっ」

先輩「じゃ…ないなっ」

夏樹「すいません。後半記憶ないです」

先輩「だろうよっ!!あんだけ無茶な飲み方すれば誰でも」


と、弄られながらの出社


本日は会議の為、通常業務はなし。

朝礼が終わり、自分のデスクに向かう。

酒が抜けない。

同期の一人が夏樹を心配して駆け寄ってくる。

同期「おいっ!!大丈夫かぁ~、しんどそうだなぁ~」

夏樹「ん~なんとか…うぷっ」

同期「…臭っ!!…酒臭っ!!」

鼻を摘みながら離れていってしまった。


夏樹「……」

夏樹はこれはやばいと、ポケットのフリ〇クを大量に噛み砕いた。

しかし…すっきりしない。
顔を洗おうと、トイレに向かう途中

上司が「おぉ~い、夏樹ぃ~」

夏樹『ビクッ』「はっ、はぁ~い」

上司「この書類をだなぁ~…お前顔色悪いなぁ~大丈夫かっ!?」

夏樹「全然大丈夫です。この書類を?うぷっ」

上司「…臭っ!!非常に酒臭っ!!
    この書類をだねっ!!B1の中央資料室の女性に渡して来てくれるかねっ」

夏樹「わかりましたぁ~… ん… B1の… ん…中央資料室ですか?」
   『なんか聞いたことあるなっ!!昨日だっけ??』

上司「頼んだよ」

夏樹は、先輩の下に急いだ。

夏樹「先輩…っ!!瑠香さんって…B1の中央資料室でしたっけ?!」

先輩「そだよっ!!しかしお前酒臭っ!!マジ臭っ!!」

夏樹は一気に元気になって笑顔を隠せないでいた。

先輩「なんだよっ!?」

夏樹「この書類…届けてきます。」

先輩「はぁ~ん、それでその笑顔っ!!けど、臭いっ」


夏樹は瑠香に会える期待と、不安に潰されそうになる。

エレベーターがB1を示す。

ドアが開いた。

B1は資料室ばかりだから、オフィースの様な騒がしさがなく
逆にしーんとしていて、怖いくらいだ。

中央資料室

夏樹はネクタイを締めなおし、口臭をチェック!!
「臭っ」

夏樹はふたたび、ポケットのフリ〇クを噛み砕いた。

ドアをノックする 「コンコン」

静かなフロアーに響き渡る。

…返事が、、、無い。

No5に続く
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by stella-anello | 2009-07-14 19:43 | 小説 「君と歩いた道」

No3

その夜

先輩 「乾杯っ!!」

夏樹 「お疲れ様でした。!!」

仕事終わりのビールは、なぜこんなに旨いっ!!

夏樹は社会人になり、学生時代のバカ騒ぎで飲むビールとの違いに感激していた。


夏樹 「…先輩!?」


先輩 「んっ!?…おぉ~瑠香なっ!!」


夏樹は胡坐の足を正座に変え、身を乗り出し続きを待った。


先輩 「彼女は、当社の社員じゃないんだ。委託社員なんだ。」

夏樹 「??」

夏樹は委託社員とか、訳の分からない言葉に明らかに困っていた。
先輩がショウガナイなぁ~的な感じで

先輩 「委託社員ってのは…んぅ~と、、、派遣社員?的?なぁ~、、、??
     …まっ!!帰って辞書調べたまえっ!!これも勉強だっ(笑)」


瑠香は当社の書類の整理・管理等を外部に委託していて
委託先から派遣された違う会社の社員であった。


夏樹 「普段はどこにいるんですか?」

先輩 「B1の中央資料室だったかな!?…けど」

夏樹 「…けど??」

先輩 「確か、来月で撤退じゃなかったかなぁ~」

夏樹 「っ!! 居なくなっちゃうんですかぁ!!」

先輩 「委託してると、経費かかるんだよっ!!だから
     経費削減で当社でやる事になったって、話聴いたけどな」


夏樹は瑠香の存在に “一歩” 近づいた喜びと
いずれは “別れ” という悲しみの

感情に戸惑っていた。



No4に続く
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by stella-anello | 2009-06-09 18:15 | 小説 「君と歩いた道」

No2

翌日

眠い目を擦り、会社へと向かう。

朝礼で夏樹は再び、瑠香と出逢う。


昨日同様、主任の下へ駆け寄り
静かに部屋を後にする。

気になる!!

 ただ、ただ、気になる!!

夏樹は、若さ故主任に瑠香の事を聞けない。
茶化されるのでは…ないかと。

しかし、同期全員に聞いても瑠香の専属先はわからない。


 午前は先輩社員と外回り。

慣れない仕事に、足は棒の様…。

午後会社へと帰社。

入り口の自動ドアが開いた瞬間…



瑠香が現れた。



瑠香 「お疲れ様でしたぁ~」

先輩 「おっ お疲れさんっ」

夏樹 「…」



瑠香は書類やら鞄やら本やら
大荷物を持ち、笑顔で会社を後にした。


夏樹は仕事の疲れがフッと取れていくのを感じていた。


彼女の笑顔…

彼女の声…

彼女の香り…


その要素が夏樹の活力となっていた。

夏樹は振り向いた。

瑠香が自動ドアを出て行くのを…ただ、ただ、見ていた。



先輩 「おいっ!!どうした?」

夏樹 「…」

先輩 「おいって!!」

先輩社員は夏樹の頭をどついた。パシッ

夏樹 「痛っ!!…あっ すいません」

先輩 「はははっ。どうしたぁ?」

夏樹 「…いやっ …なんでも …ないです」

先輩 「…そうかっ!?行くぞ」

夏樹は先輩に瑠香の事を一瞬聴こうかと躊躇した。
しかし、茶化されてしまう?また要らぬ事を考えてしまった。
しかし、もう…夏樹の中で

瑠香の存在は大きくなり過ぎていた。

夏樹 「…あのっ!!先輩っ!!」

先輩 「どうした??」

先輩は驚いた!!

夏樹 「今、帰られた女性の人って…」

先輩は自動ドアの方を見て

先輩 「あ~、瑠香かっ!?…さては」

先輩はニヤァ~と笑みを浮かべ続けた。

先輩 「惚れたかぁ~!?惚れたなぁ~?!さてわぁ~!?(^^」

夏樹はわかり易く、頬を赤らめ

夏樹 「ち・違いますよぉ~。…ただちょっと…気になる人だなって」
     (瑠香さんって言うのかぁ~素敵な名前だ)

夏樹 「同期の奴らに聴いても、どこの部署か分かんなくて」

先輩 「あぁ~瑠香なぁ~。…教えてやってもいいが…ニタァ~」

夏樹 「…なんですか?」

先輩 「ただじゃぁなぁ~ニタァ~」

そして、先輩は飲みに行こうと夏樹を誘ったのであった。

夏樹は「今日もかっ!!」と断れる訳も無く
眠気を殺しながら、先輩に茶化されながら
夜の街に消えて行った。


次回に続く
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by stella-anello | 2009-05-27 00:00 | 小説 「君と歩いた道」

No1

みなさんは、時間を戻したいとか、あの時に帰りたいとか
考えた事はありますか?

もし、人生に1度だけ使える
時間を戻せる時計が有ったとしたら…


この話の主人公 「夏樹」は、30歳の誕生日の夜
不思議な出来事がおこりました。

まずは、夏樹の18歳の春に遡らなければなりません。

~出逢い~


夏樹は、高校を卒業し地元企業の営業課に就職が決まった。

入社当日。

真新しいスーツに袖を通し、同期入社数名と社長の説明を受け

全体朝礼に参加する事となった。


社長のほうから、新入社員の紹介があり一言挨拶せよとの事だった。

先輩方の視線を痛いほど感じ

いよいよ夏樹の番が訪れた。

「営業課に配属になりました。○○夏樹です。
 宜しくお願いします。」

…震えていた。声も裏返り、掠れ、一人顔を赤くする。

先輩方の握手の音で、我を取り戻す。


すると、ドアの開く音がする。

女性が一人入ってきた。

彼女の名前は「瑠香」

夏樹は瑠香の動きをジッと見つめた。

他の女性社員には無い、「何か」を感じていた。

瑠香は、小走りで主任の下へ向かうと

小声で何か伝えた。すると、主任も何か小声で伝えると

瑠香はまた、小走りで部屋を後にした。

夏樹は瑠香の存在を目にした瞬間から、入社の不安が

消えて、なにやらワクワクしている自分に気がついた。

「あの女性…誰なんだろ?」

初日は、別室にて説明やら社訓やら

みっちりインプットされた。

それから、配属先に移動となり机の整理などを行い

初日終了。


疲れた。

同期の一人と、息が合い帰りに呑みに行こうとなった。

せっかくなら、同期全員で行こうとなり

同期5人で居酒屋へ。

まずは、自己紹介から始めた。

それぞれ話を始め、夏樹は全員に

瑠香の事を聞いていた。

「あのさぁ、今日朝礼の時途中で入って来た女性なんだけど…
 同じ課にいる?」

同期4人全員に聞いたが、同じ課には居ないとの事だった。



瑠香の存在が大きくなった、夏樹18歳…春



No2につづく
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by stella-anello | 2009-05-20 00:55 | 小説 「君と歩いた道」

Prologue ~Song For Syogo Hamada~

「君と歩いた道」
 作詞・作曲 : 浜田 省吾


もし15(才)のあの夏に 戻って

そこからもう 一度やり直せたら

どんな人生 送るだろう?


今よりも若く強い 体

学んだ知恵 活かして

曲がりくねった道を 行こうと迷わない


過ちや躓きを 繰り返すことなく

夢の階段 真っ直ぐに駆け上がってゆく


若過ぎて思いやりもなく 傷つけ別れた人達

また出逢えたら 心の絆 失わない


だけど もしも君とどこかですれ違って

出逢うことのなくて 愛されないのなら 悲劇さ


もし15(才)のあの夏に 戻って

そこからもう 一度やり直せても

この人生を 選ぶだろう


君と歩いた道を もう一度 歩くだろう



















この唄は、広島県出身のロックミュージシャン
浜田省吾さんの 「My First Love」
に、収録されている1曲です。

スローなテンポで、心に直接語り掛けてくる様な歌声。

己のこれまでの人生を、見つめ直し
もし、戻れたら…
経験を活かし、完璧な人生にする

…けど、愛しい人と知り合い 出逢う為に
正規の人生を選ぶ。


この唄を初めて聞いたのは、
2005年のコンサート・ツアーでした。

バックスクリーンに映し出されるPVに涙しました。
1人のご老人の人生をテーマにしています。

http://www.youtube.com/watch?v=XbDAPPzwXSE

この唄をモチーフに、シロート作家KAZUが
小説を書いてみたいと思います(笑)

どうぞ、泣いてください。(爆笑)

次回 第一話
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by stella-anello | 2009-05-08 01:05 | 小説 「君と歩いた道」



イタリア料理 Stella ☆ Anello 〒720-0032 広島県福山市三吉町南1-13-20 Tel&Fax 084-921-5877 ランチ : 11:30~15:00 (LO 14:00) ディナー : 18:00~24:00 (LO 23:00) 定休日 : 不定休
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☆営業時間

Lunch 11:30~15:00
      (LO:14:00)

Dinner 18:00~24:00
      (LO:23:00)

☆定休日

不定休

☆料理教室

毎月第三日曜
(完全予約制・二組限定・ 一組5名様~)

☆ランチ
 ¥1,050~

☆ディナー
 (コース)
  ¥2,500~
   ※限定コース有
    【Tel又は店頭にて】

(アラカルト)
前菜 : ¥500~
サラダ : ¥500~
パスタ : ¥890~
リゾット : ¥500~
ピザ : ¥500~
魚料理 : ¥500~
肉料理 : ¥500~
デザート : ¥500~
ドリンク : ¥500~

日替わり黒板メニュー有
おつまみ的な西班牙料理
“タパス”や生パスタメニュー
etc

とにかく来なきゃ、伝わんないっ!!

貸切パーティーや
予約随時受け付けてます。

気の合う仲間と、店貸しきって
鍋パしたり、川辺でBBQしたり

想い出を大切にする
Stella ☆ Anello

支えてくれる、お客様
いつもありがとうございます。
これからもご指導ご鞭撻
宜しくお願い致します。

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